【ハウルの指輪】石を赤&青のバイカラーに改造してみた

先日、長年の野望をついに叶えました。

※注:2022年の夏に書いたものを土台にして書いているので、先日=2022年だったりします。

ハウルの指輪の石を、前後でバイカラーにしたのです!

もともとは前後とも赤い石が入っていましたが、「無いものはつくるしかない」という執念で、赤い石を1つ除去し、自作の青い石を指輪に付けました。

目次

【ジブリ美術館のハウルの指輪】特徴はシルバー925・刻印・スワロフスキー

美術館公式のTwitterより

ハウルの指輪はグッズとして人気が高いのか何度も商品化されており、1,000円程度のものもあれば、1万円ちょっとするものもあります。

その中でもクオリティが高いのは、やはりジブリ美術館限定で販売されているシルバー925のバージョン。

シルバー925とは?

925という数字は銀の含有率(純度)のことで、92.5%のシルバーが含まれていることを意味します。残りの7.5%は銅などのほかの金属です。

シルバーはとても柔らかい素材で、100%だとアクセサリーとして不向きのため合金にしますが、シルバー925は一般的には純銀扱いされています。

花デザインの周囲は黒くアンティーク加工がされており、入っている石はスワロフスキー社のものを使用。

また、このシリーズは指輪の内側に刻印があります。

  • Howl・Sophieの名前
  • 魔法陣(×2種類)
  • シルバー925
  • Nibariki※

※ジブリの会社である㈱二馬力のこと

美術館公式のTwitterより

問題なのが、このシリーズだと青い石が入っているリングはサイズが22号しかなく、指輪自体の幅も広いのです。

※赤い石のリングは12号、青い石のリングは22号しかありません

人気なので店舗にないことも多々。赤リングは13,000円くらいで、青リングは16,000円くらいだった気がする。

美術館で何度も指にはめてみましたが、22号なんてデカすぎて親指でもゆるい…。

12号で青い石が入っている指輪が欲しい。欲を言えば赤と青の石が前後で1個ずつ入っていれば最高。

青い石ももっと深く澄んだ美しいブルーの石を入れたい……!

ハウルの指輪、石を1個だけチェンジ

この指輪の石を置く土台部分にぴったりのサイズでないと、綺麗に入れ替えることはできません。

市販のものであまり良いのが無かったので、バーナーワークで自分で青い石を作ることにしました。

使用する青の棒ガラスの候補として、

  • ロイヤルブルー
  • セルリアンブルー 

の2つがありましたが、ガラス棒の色がそのまま出るわけではありません。透明系のガラスは小さいパーツ、薄いパーツにすると、そのぶんだけ色は薄く出ます。

各々で作ってみましたが、セルリアンブルーだと色はかなり薄く、全体的に浅い印象、ロイヤルブルーは綺麗だけど無難でつまらない仕上がり。

どうすれば透明感ありつつ、深みのある石に出来るか考えた結果、「濃い青系のガラスを下地にして、上にセルリアンブルーを被せる」という手を取ってみました。

下地に使ったのはロイヤルブルーと黒のミックスの細引きガラス棒。その上にセルリアンブルーを分厚く被せます。

出来上がった米粒のようなガラスを、ダイアモンド砥石で研いで、黒青ミックス部分を極限まで削ります。

(黒青ミックスが分厚いと上から見た時に石が黒く見えるため)

そして完成したのがコチラ。

完璧。理想そのもの。

透明感溢れるセルリアンブルーの奥から滲み出る、海・湖・空のような深みのあるグラデーション!これこそ求めていたもの!

しかも嬉しい棚ぼたが2つありました。

  1. レンズ効果の効いた小さい気泡 
  2. 黒が持つ紫味

中心をよくみると小さい気泡が入ってます。恐らくこれは黒青ミックスを作った時の気泡。ミックスは2種類のガラスをひたすら水飴のようにねじって作るので気泡が入りやすいのです。

ホントはもっともっと小さい気泡なんですが、上に被せたセルリアンブルーによるレンズ効果で、大きく見えているわけです。

次に紫味。実はこれはミックスした黒による影響。先生曰く、黒ガラスの正体?は「すごく濃い紫」らしく、薄く伸ばしたり、混ぜたりすると紫の色味が出るようなのです。

ロイヤルブルーと黒のミックス棒。入れてないはずの紫の色味が見える。

結果として、セルリアンブルー、ロイヤルブルー、紫が入り混じる中に、白い気泡がキラキラ光って、銀河のような神秘性がうまれました。

星の湖という作中の地名・流れ星・星の子など、ハウルは「星」が重要モチーフになっているので、これは嬉しい棚ぼたでした。

今後、YouTubeで活動するにあたり、顔出しせず手元だけ映す私にとって、手元=顔になります。

この指輪はいわば「ないなら作ってやる」という、ジブリ愛に満ちた執念のガラス活動の産物なので、私の分身といえます。

今後、動画を撮るときは私の顔としてこの指輪を付けようと思います。

気分や撮影の向きによって右や左に付け替え。つけ忘れたまま撮影していることも。。。

余談:「探したよ」のシーンの指輪の都市伝説について

最近、出てきた都市伝説で、

冒頭のハウルのセリフ「やぁごめんごめん、探したよ」のシーンで指輪が輝くのは「未来で待ってて!」の伏線回収なんだ!、、、という説があります、、、が、、、私はその説、信じてません。

確かにそのシーンで指輪は光りますが、同時にネックレスも光っているからです。しかも絵コンテに「キラキラする宝石」と指示が書いてあります。

でも確かに「未来で待ってて」と「探したよ」は伏線なのかもしれないな〜とは思ったり。

まぁどっちでもいいのです、面白いから。

最近、ハウルの動く城のステンドグラスを制作したので興味ある方は観てみて下さい↓

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