先日、祖父母へのプレゼントで置き型4面ランプを作りました。
祖母のお気に入りの写真(下2枚)をもとにデザイン。
元の構図が良いのでそれを活かすために、色は少なく赤・水色・白(透明)の3色に絞ります。
すっきりとした透明感のある作品にしたかったので、写真もデフォルメ&絵付けも最小限に。
その分、ガラスのテクスチャにこだわりました。
コスモスは祖母の職場の名前、タイトルのPut your〜は亡くなった祖父の座右の銘「心血を注いで仕事をせよ」の英訳です。
祖父は敏腕の映画プロデューサーだったらしく、いくつも賞をもらい、祖父の手がけた仕事を見て手塚治虫から「この人と仕事がしたい!」と指名されたそう!
残念ながら、指名頂いた時には祖父は病死していたため実現しませんでしたが、手塚さんの秘書の方が葬式にお花をくださったそうです。
じーさん、話してみたかったな、、、。
そんな祖父の座右の銘を掲げたランプなものですから、制作中はずっと「いま私は心血を注いでいると胸を張って言えるか……?」と自問自答。
いくつかのピースは複数回、作り直しました。
ほんの些細な違和感を見逃す(=妥協する)とそのあとの作業中ずっと気持ち悪いし、完成した作品を見た時の後ろめたさが凄いんですよね……。
結果、前より良い意味で自分に厳しくなれて本当に良かったと思います。
あとで知ったのですがあの写真は、祖父が祖母にポーズ指定をして何十枚も撮ったなかの一枚だったそう。
絶妙な構図に納得!
時を超えて祖父と合作した気分になりました。
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